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ナノカーボンを基盤とする超軽量・大面積放射性物質吸着フレキシブルシートの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 林 靖彦  岡山大学, 自然科学研究科 産業創成工学専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要球状カーボンナノホーン(S-CNH)を圧延加工によって不織布に担持し,軽量な放射線遮蔽シートの開発を行った.CNH担持不織布の放射線遮蔽特性の評価にはX線CT装置を用いた.またS-CNHと粉末タングステン,及び粉末タングステンのみを担持した不織布をそれぞれ比較したところ,S-CNHは粉末タングステンを上回る放射線遮蔽特性を示すことが示唆された.さらに放射性物質を含む汚染水にS-CNHを添加し,撹拌後に濾過を行った.濾過水が含む放射性物質は,原水と比較してI-131が89%減少,Cs-134,137,136は検出限界以下の値であった.この結果から,S-CNHは放射性物質を吸着し,効果的に除染を行えることが確認できた.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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