研究責任者 |
高川 貫仁 岩手県工業技術センター, ものづくり基盤技術第2部, 主任専門研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | ケラを想定したC-Fe合金において、全酸素量が高くても、炭素含有量が低い場合は、炭素含有量を黒鉛で調整することにより、30ppm以下まで脱酸できた。全酸素量が比較的低くても、炭素含有量がすでに高い場合は、炭素含有量を調整しても酸素は減少せず、45ppm程残留した。また酸素が45ppm残留しても、Mg合金を添加することにより、脱酸剤の残留元素濃度を0.3%以下に抑えながらも、全酸素量は22ppmまで低下した。脱酸剤による脱酸の効果は、チル試験片の破面におけるガス欠陥の大きさにより判定できた。ただし、ガス欠陥の大きさはSi含有量に依存するが、残留するSi量は脱酸剤の種類により異なるため、同じ種類の脱酸剤で比較する必要があることが分かった。
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