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ナノファイバー不織布の金属イオン吸着特性を利用した汚染水からの放射性セシウムの回収と除去

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 山下 義裕  滋賀県立大学, 工学部材料科学科, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要放射性セシウムを除去するためにはポリオレフィンとPVAの60:40の10wt%溶液からナノファイバーを作製し,PVA成分のみを洗浄除去後,プルシアンブルー染色を行う.このナノファイバー不織布膜を用いてこの膜に外圧を印可するろ過方式により放射性セシウムを除去する方法が最適であることが見いだされた.これは今後の汚染水除去に大きな効果を発揮すること思われる. コイル型エレクトロスピニング装置を用いてポリオレフィンエマルジョンの10wt%水溶液からナノファイバーを作製した.印加電圧30kV,コイルノズルとターゲット間距離10cm,回転速度10rpm,コイル太さ3mm,ターゲット基材送り速度40cm/分の条件で目標値のオレフィンナノファイバーが設計された.ポリオレフィンナノファイバーのPVAの量をコントロールすることで染色度合が異なることが分かった.ポリオレフィンとPVAの重量比が60:40の溶液から作製したナノファイバーが最も優れた染色性を有した.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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