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廃石膏をリサイクルした多孔質アパタイトによるセシウム吸着材の創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 竹内 あかり  信州大学, 理学部化学科, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要建築現場から大量に排出される廃石膏ボードを原料として、吸着材であるアパタイトビーズを環境にやさしい水溶液中での組成変換反応によって安価に製造するプロセスを検討した。廃石膏をリサイクルして得られた石膏粉末から石膏ビーズを調製し、これをリン酸塩水溶液中で水熱処理すると、ビーズの形状を保持したまま組成がアパタイトに変化することがわかった。得られたアパタイトビーズへのセシウムイオンおよびストロンチウムイオンの吸着特性を評価した結果、ストロンチウムイオンはアパタイトビーズにより吸着されることがわかった。これより廃石膏を前駆体として有害金属イオンの吸着除去材を調製できることが示された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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