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水溶性チタン酸バリウム前駆体を用いた高性能PTCサーミスタ用原料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 松嶋 雄太  山形大学, 大学院理工学研究科 物質化学工学専攻, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究課題では、現行品をしのぐ高性能PTCサーミスタを提供する原料の開発を目的とした試験を行った。研究代表者らが開発してきた水溶性チタン酸バリウム前駆体をサーミスタ素子の原料として使用した結果、➀焼結性に優れるため焼結助剤が不要、➁組成の均一性において現行品と同等レベルの組成均一性を確認、➂室温抵抗の低減に成功、などを確認し、サーミスタ素子用原料としての優位性を明らかにした。一方で、低抵抗化に伴うジャンプ特性の低下、メカニズムに基づく組成最適化には未解明な部分が残ったという点で課題が残った。組成最適化については、本試験の成果として解決のためのアプローチを浮かび上がらせるに成功したことから、本研究課題以降も公的・私的な研究資金援助を受けながら実用化へ向けた試験を続けていく予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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