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省エネルギー・省貴金属型揮発性有機化合物燃焼触媒の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 加藤 純雄  秋田大学, 大学院工学資源学研究科 環境応用化学専攻, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究課題では、従来のアルミナ担持貴金属触媒より低温で揮発性有機化合物(VOC)を燃焼させることのできる触媒を目指した担体材料の開発を行った。触媒担体材料としてアルカリ金属を含むアパタイト型ケイ酸塩を固相反応法により合成し、貴金属としてPtとPdを担持した触媒を調製した。VOC燃焼触媒性能の評価は炭化水素を対象として行った。その結果、アパタイト型ケイ酸塩担持Pt触媒を用いた場合、担体にNa, Kを含む触媒でプロピレンの燃焼温度が従来のアルミナ担持Pt触媒よりも大きく低下することを見出した。一方、トルエンの燃焼活性は低くなった。本触媒の燃焼活性向上には担体-炭化水素間の相互作用が寄与しており、除去の対象となる物質の選択指針が重要であると考えられた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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