先端的におい解析技術を用いた三陸ワカメの香り評価法の開発
研究責任者 |
山下 哲郎 岩手大学, 農学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究は、三陸産ワカメの香気成分の特徴づけや、加工食品の品質管理や賞味期限の設定に利用できるワカメの品質評価法を開発するため、ワカメの香りの変化を定量・定性的に計測する実験系を確立することを目的とした。ワカメの香気成分の調製法の検討を行った後、GCMS匂い嗅ぎシステム、包括的二次元GCMSシステム、およびにおい識別装置による香気成分の測定系を確立し、ワカメ特有の匂いを構成する成分の候補分子の同定、および産地別の「香りの質」の違いの数値化が可能になった。今後は三陸産ワカメの特徴的な香気分子を特定し、簡便な産地判定技術の開発や三陸ワカメの商品価値を高めるために応用展開する。
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