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八幡平産ミツバチ関連物質を利用した食中毒菌生育抑制剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 喜多 一美  岩手大学, 農学部 動物科学課程, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要岩手県における代表的な肉用鶏である南部かしわに岩手県八幡平産のプロポリスを与え、盲腸内容物がカンピロバクターに対して抗菌性を有するか否かをPCR-DGGE法を用いて盲腸内細菌叢に及ぼす影響を調査した。その結果、グラム陰性桿菌であるプレボテラ属において、プロポリス添加飼料区のニワトリ盲腸内細菌数がプロポリス無添加区に比べて有意に減少していた。また、グラム陽性桿菌であるクロストリジウム属およびコリオバクテリウム属において、プロポリス無添加区のニワトリ盲腸内細菌数がプロポリス添加飼料区に比べて有意に減少していた。以上の結果より、八幡平産プロポリスは腸内細菌叢に影響を及ぼすことから、ブロイラー用飼料に添加される抗生物質の代替品になる可能性が示された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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