震災で脊椎損傷を煩ったペットの簡易・安全脊椎固定インプラントの開発
研究責任者 |
菅原 卓 秋田大学, 医学部脳神経外科, 講師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究の目的は天災・事故などで脊椎損傷を煩ったペットの脊椎固定インプラント(制動具)の開発である。一部のペットは軽易な段差でも椎間板ヘルニアを起こすことが知られている。緊急を要する治療では、スクリューとロッドを用いた外科治療応用も提案されているが、現在の方法ではスクリューを直接椎骨に刺入しなければならないため、手術手技が難しく、一定の割合で血管や神経の損傷が起こる。本技術を用いると、スクリューを使うことなくクリップ式で簡易・安全な脊椎固定を行う事ができる。本制動具の強度試験、ボルトとナットの締結試験、ビーグル犬への装着試験を行い、良好な結果を得た。
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