木質バイオマスを利用した光応答性生成法による光電変換素材の開発
研究責任者 |
土岐 規仁 岩手大学, 工学部 応用化学・生命工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 無機結晶基板上に無機ナノ粒子と有機分子の混合溶液を用い、光照射下での、液相プロセスによる配向配列が高度に制御されたpn接合ダイオードの作製をおこない、組成比と開始電圧の関係を明確にした。さらに、木質バイオマス成分の有効利用と定量化を、界面の形成挙動から明確にし、分子軌道計算を行い、界面と木質バイオマス成分のコンフォメーションの関係を明らかにした。界面と木質バイオマス成分のコンフォメーションの関係をもとに、プロセスの高速化を進めた。可視領域での吸収を15%以下になった。従来の緩やかに結晶化させる方法よりも製造能力が3倍以上向上することから、大幅な製造能力の向上、モジュールの価格の低減、省エネ化に貢献できると考えている。
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