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被災地域の衛生環境改善を可能とする発酵食品成分由来殺菌剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 伊藤 英晃  秋田大学, 大学院工学資源学研究科 生命科学専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究は,日常食品の納豆に含まれる成分の抗菌,抗ウイルス薬の開発を試みるである。納豆由来5kペプチドのアミノ酸配列からホモロジーサーチを実施したところ,あるタンパク質のフラグメントに一致した。抗菌ペプチドに特有なアミノ酸配列(推定等電点は9.4で,生理的条件下では陽性荷電を帯び,二次構造予測解析でαヘリックスに富む両親媒性と推定された)を有していた。賞味期限切れのため従来は廃棄されていた納豆商品から納豆抗菌ペプチドを大量精製した。 洗浄前の手に付着した雑菌の培養実験の結果,コントロールと比較して納豆抗菌ペプチド添加系では雑菌の増殖が確認できなかった。発酵食品成分由来殺菌剤として有用と考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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