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C-CRLH伝送線路を用いた小型薄膜コモンモードフィルタの低周波化・広帯域化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 中山 英俊  長野工業高等専門学校, 電子制御工学科, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究の技術移転を目的とし、携帯電話使用周波数帯域0.8~2.0GHzに適用可能なコモンモードフィルタの開発を行った。C-CRLH型の採用により、従来研究に比べて動作周波数を1/2以下に低周波化でき、広帯域特性に対応できることを明らかにした。今回は0.7~1.0GHz帯および1.8~2.0GHz帯に絞り、試作デバイスを設計・開発した。 目標ユニットセルサイズ(1.5×0.8×0.02mm3)に対して試作デバイスは、0.7~1.0GHz帯が1.9×1.0×0.011mm3、1.8~2.0GHz帯が1.23×0.99×0.011mm3とほぼ目標を達成し、これを3セル連結してコモンモードフィルタ特性を実証できた。 研究計画は概ね100%実施できたが、差動信号減衰が大きく、配線抵抗を減少させる必要があることが分かった。一方で、更なる小型化に適した新型モデルを提案できた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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