研究責任者 |
豊田 淳 茨城大学, 農学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究は茨城県南部名産の福来(フクレ)ミカンの健康機能性探索を実施した。研究開始当初、フクレミカンの果皮における抗うつ作用をマウスで評価していたが、ミカンのロット差などで再現性を得るのが困難であった。そこで、本研究の実施で新たに健康機能性の探索を行い、未熟フクレミカン果皮の慢性給与による血清総コレステロール、および増体重の抑制効果について明らかにした。未熟フクレミカン果皮給与は、臓器重量、血糖値、肝臓のCoA分子種、消化管内容物の揮発性脂肪酸濃度などには影響を与えず、体重増加抑制効果のメカニズムは不明であった。今後は、未熟フクレミカン果皮の体重増加抑制効果について、網羅的解析手法など用いて解明する予定である。
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