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イオン液体と超音波を用いたリグノセルロース系バイオマスの新規前処理技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 仁宮 一章  金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要「石油リファイナリー」から「バイオマスリファイナリー」へと転換するために必要な“リグノセルロース系バイオマスの新規前処理技術”を開発することを目標とした。この新技術のポイントは、リグノセルロースをイオン液体に溶解させ超音波を照射することにより、セルロースの結晶構造とリグニン構造を同時に緩和し、さらに、前処理セルロースと前処理リグニンへと一部ではあるが、分画することができた。本研究で開発された前処理方法を通じて、分離、前処理されたホロセルロースについては、同時糖化発酵の効率や反応速度が劇的に向上し、より効率的・迅速にエタノール(燃料・エチレン系化合物の原料)へと変換できる。また分離されたリグニンも、光化学反応等で芳香族化合物(プラスチックの原料)へと変換できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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