土壌中VOCの太陽光による無害化処理を可能とする光触媒式パッシブリアクターの開発に資する光触媒材料調製
研究責任者 |
根岸 信彰 産業技術総合研究所, 環境管理技術研究部門環境負荷制御研究グループ, 研究グループ長
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究課題では、VOC汚染を理由に未利用の土壌汚染地区(放棄地)を太陽光のみでランニングコストを生じることなく浄化する光触媒式パッシブリアクターを開発することを最終目標とし、その達成に必要な以下の暫定目標を本研究で目指した。すなわり、1)ppmレベルのトリクレンを晴天下の太陽高強度で最終的にほぼ100%近くCO2へと酸化処理できる光触媒構造体の検討を行うこと、2)トリクレンなど含塩素化合物の光触媒分解に伴い生成する塩酸の影響を調べ、その対策を検討することを目指した。 この結果、標準触媒の活性に近い構造体の触媒を見出し、また、繰り返し反応でも触媒活性の低下がほとんど認められない触媒であることが分かった。
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