概要 | 被災地で栽培が盛んなホップは球花がビールの原料に利用されるが,葉は未利用であった。また,ウルイ等の山菜のも加工食品には利用されていない。本研究では,これらの被災地の特産品を健康食品素材として活用するために機能性を調べ,有効成分の精製を試みた。ホップ葉から抗ガン成分を精製物し,アポトーシス誘導作用が確認された。マウスに対する長期投与では,Th1細胞へ分化させるT-betの発現を増加させるなど免疫機能増強作用が観察され,健康食品素材としての有用性が確立した。ウルイ等の山菜の機能性を見出し,健康素材としての有用性を確認することができた。今後,これらを活用した健康食品の開発を展開していく計画である。
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