研究責任者 |
塩川 陽平 東北大学, 工学研究科電子工学専攻, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究開発はスピントルク発振器を用いた医療用磁界センサの開発を目的とした。本研究の目標は、十分なセンシング感度を確保するための高出力マイクロ波発振の確立と、微弱磁場に対する周波数変化または位相変化によるセンシング技術の確立であった。本研究期間では300nWの高出力マイクロ波発振を得ることに成功した。また、周波数・位相の変化を容易に観察するためのMHz帯へのダウンコンバートにも成功した。本研究で得られた高出力発振は磁界センサを実現しうる値であり、今後はオシロスコープでの時間波形の直接観察を行い、微弱磁場による周波数・位相の変化から医療用磁界センサの可能性を見出す。
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