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高効率で多彩な発色性を持つ超微細周期構造を用いた成形品への新しいカラー印刷技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 金森 義明  東北大学, 大学院工学研究科ナノメカニクス専攻, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要成形品外観面の塗装や印刷は、成形加工後、2 次加工としてインキを用いた印刷加工を行っている。コスト削減、環境対応を目的として、インキ印刷加工を削除し、成形加工のみで表示できる印刷技術の開発を目指す。本研究では、樹脂成形品の材料の中で光学用途として広く使われているアクリル樹脂(PMMA)に、成形品加工とのプロセス整合性を考慮しながら狙った大きさと形状で構造色利用カラーフィルタを形成する技術開発に成功した。本研究により、マイクロキャビティ内の光学的干渉・共振効果により発現する構造色利用カラーフィルタを実現することができた。また、Maxwell 方程式に基づく電磁界の厳密数値計算手法を用いて、赤・緑・青の三原色を発色する構造の光学設計を行うことができた。今後は、分光特性の更なる高効率化を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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