研究責任者 |
齋藤 竜太 東北大学, 大学院医学系研究科 神経外科学分野, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | Convection-enhanced delivery (CED)は、薬剤を持続陽圧下に脳細胞間隙に局所注入し高濃度かつ広範囲の薬剤分布を得る新規中枢神経系薬剤投与法であり、血液脳関門をバイパスするため効率的な脳実質内薬物送達を可能とする画期的技術である。脳腫瘍、神経変性疾患などへの臨床応用が試みられているが、現時点でまだ薬剤分布効率が十分でないことが問題となる。本研究ではCEDシステムの駆動力向上を目指した超音波印加型薬剤注入装置を開発した。超音波印加型の薬剤注入装置により薬剤分布効率を向上した。本装置は深部標的にも有効な超音波印加を可能とし、脳内の殆どの標的領域への薬剤送達を実現する。
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