不活性炭素結合を利用するn型有機半導体材料の革新的合成法の創出と有機電界効果トランジスタ作製への展開
体系的番号 |
JPMJCR12Y8 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJCR12Y8 |
研究代表者 |
垣内 史敏 慶應義塾大学, 理工学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2017
|
概要 | 多環芳香族炭化水素がもつ有機電子材料としての潜在能力は広く認知されています。しかし、その能力を活かせる化合物はごくわずかであり、革新的な合成法に基づく新規化合物の開発が必要です。本研究では、触媒的合成反応での利用が不可能と考えられてきた炭素?水素結合などの不活性結合を利用し、選択的な炭素官能基導入法の開発と、その合成法を活用してπ共役系を拡張させた芳香族系有機電子材料、特にn 型半導体材料の創出を目指します。また、これら反応系を利用して合成した化合物を用いて高い電荷移動度をもつn 型有機電界効果トランジスタ素子を作成することを目指します。
|
研究領域 | 低エネルギー、低環境負荷で持続可能なものづくりのための先導的な物質変換技術の創出 |