触媒的不斉反応を駆使した精密制御によるキラルπ空間の創製と評価
体系的番号 |
JPMJCR12YP |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJCR12YP |
研究代表者 |
柴田 高範 早稲田大学, 理工学術院, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2017
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概要 | 二重結合と単結合が交互に連続する“一次元”高分子である共役ポリエンは、その新規な物性の開発により、2000年白川先生を含むノーベル化学賞受賞に至りました。また、ベンゼン環が平面上につながった“二次元”結晶であるグラフェンの開発は、2010年のノーベル物理学賞の受賞対象となりました。本申請研究では、遷移金属触媒を用いる不斉反応により、ベンゼン環を含んだ“三次元”空間を構築します。その際に、右手型、あるいは左手型のいずれか一方の“キラルな空間”を創製し、そのベンゼン環のπ電子による空間を利用した新規な物性を開発することが最終目標です。
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研究領域 | 低エネルギー、低環境負荷で持続可能なものづくりのための先導的な物質変換技術の創出 |