炭化ケイ素半導体を用いた高効率な電気自動車用双方向非接触給電装置の開発
研究責任者 |
金子 裕良 埼玉大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 地球環境問題や石油への依存度を軽減するため電気自動車が期待されている。この充電インフラとして、利便性、安全性、保守性で優る非接触給電装置は将来有望である。本課題では当研究室で研究実績のある一方向非接触給電の知識を用いて、電気自動車の蓄電池を電力系統の負荷平準化や緊急時の電源として使用する際に必要不可欠な高効率、高機能な双方向非接触給電装置を開発した。同時に高機能化に伴う装置の肥大化と損失増大を押さえるため、高集積率と低損失性を有する炭化ケイ素半導体を用いて、車上蓄電池と電力系統間の充放電制御可能な双方向インバータを製作するとともに、駐車位置ずれ時の電圧制御に必要な高力率コンバータの設計を行った。
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