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電動型マルチロータヘリコプタの瞬時バッテリ交換システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 野波 健蔵  千葉大学, 工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要研究責任者が開発中の電動型マルチヘリコプタは災害時の情報収集、警備レスキュー活動、環境の科学的観測、送電線等の高所構造物点検等多くの応用があり、今後広く普及することが期待されている。研究責任者らは開発したマルチロータヘリを乗用車に搭載して、東日本大震災の巨大津波で被災した三陸沿岸一帯の被害状況を空撮調査した。しかし、電動型マルチヘリの弱点は飛行時間が短いことである。そこで、本研究ではバッテリ交換機のヘリポートに高精度自動着陸を行った後に瞬時にバッテリ交換を行い、再び自動離陸してミッションを継続するという研究を実施した。この方法により通常は15分程度の限定された飛行が、バッテリ交換後に再度離陸してミッションを継続できる。一方、使用済みのバッテリはバッテリマガジン装着後に即充電モードとなり、90分後にフル充電される。バッテリマガジンには合計8本のバッテリが装着されているため、このシステムで理論的には無制限長時間飛行が実現することができた。これは世界初の画期的なシステムである。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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