スポンジ担体リアクターによる新規省エネ型メタン脱窒システムの開発
研究責任者 |
幡本 将史 長岡技術科学大学, 工学部 環境・建設系, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | メタンガスを直接利用して脱窒を行う嫌気性メタン脱窒細菌を用いた、低コスト温室効果ガス排出抑制型脱窒プロセスの開発を目的として研究開発を行った。スポンジを微生物保持担体としたラボスケールリアクターの実験を行い、処理速度の向上を試みた。その結果、硝酸のみでもメタン脱窒反応が継続することを確認し、その微生物群集の解析を行った。その後、リアクターのスケールアップを行った結果、嫌気的メタン脱窒プロセスは適切に管理を行えば、迅速にプロセスを立ち上げる事ができるという事がわかった。しかし、プロセスの実規模化に向けては、種汚泥の確保、増殖の遅い微生物をいかに効率よく増殖させるかが鍵となる事がわかった。
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