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骨粗鬆症予防に対する「顕在的な」機能性効果を評価する新手法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松田 智子  三重県農業研究所, 循環機能開発研究課, 研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要腸管上皮細胞と骨代謝に関連する破骨細胞・骨芽細胞・免疫系細胞をそれぞれ組み合わせた系を構築した。腸管細胞と破骨細胞の系では、茶抽出物を直接破骨細胞に添加した場合とは異なる結果が得られ、また、その結果は腸管透過率を反映していることが示唆された。これは本研究の目的である食品の「顕在的な」機能性評価に大きく近づくものであるが、茶のスクリーニングには最適ではなかった。そのため、さらに腸管細胞と骨芽細胞、腸管細胞と免疫細胞を組み合わせた系を構築した。本研究で、茶の「顕在的な」骨粗鬆症予防効果を評価する系を完全に構築することはできなかったが、完成までの道筋、すなわち a. 茶について、腸管細胞+骨芽細胞+破骨細胞の共培養系を構築したうえで、顕在的な骨粗鬆症予防効果を評価し、有用性の高い茶製品を開発する。 b. 破骨細胞のみへの効果を有する食品群において、本研究で構築した腸管細胞+破骨細胞の評価系で顕在的効果を評価し、有用性の高いものを見出す。 を明確にすることができ、あと一歩のところまで到達することができた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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