研究責任者 |
泊 直宏 京都市, 加工技術グループ バイオチーム, 研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本課題では、化粧品材料としてのケラチン分解酵素の機能解析を実施すべく研究開発を行った。目標として化粧品材料として適した麹の選抜、新規な活性測定法の確立、及び活性に関与する物質の同定を掲げたが、結果として12種類の麹から3種の麹を選抜し、活性に関与する候補物質としてこれまでケラチン分解活性が報告されていない新規のペプチダーゼを同定した。活性測定法についてはISFETを用いた測定条件を確立し、ヒト表皮由来のケラチンについても活性の出力を得ることができた。今後は、本課題で選抜された麹の基本的な特性データをもとに、角質や真皮などの皮膚細胞への影響を評価する研究へと展開していくことが課題となる。
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