実空間構造―電子構造同時観測による非経験的光電子分析システムの開発
研究責任者 |
伊藤 孝寛 名古屋大学, 工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究は、実空間試料表面形状のモニタリングによる試料位置合わせにより非経験的に本質的なスペクトル得ることを可能にするシステムを構築することを目標とする。本研究開発により、CCDカメラモニタとシンクロトロン光ー光電子分析レンズ集光を同期したシステムを構築し、位置精度<300μm2で実空間構造ー電子構造同時観測を実現した。今後、ビームライン立ち上げの遅延およびユーザー利用の開始に伴い延期を余儀なくされたマイクロスコープ系の導入、分光系の最適化を行うことで、位置精度<100μm2、エネルギー分解能10 meVで先端機能性材料における機能性と電子構造の本質的な関わりを明らかにできる系としてシステムをビルドアップしていく予定である。
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