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生活習慣病の病態解析に資する特異抗体による精製プロセスと質量分析による酸化脂質プロファイルの作成

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小林 和子  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要動脈硬化に起因する脳血管疾患、糖尿病などの生活習慣病は、生体構成成分であるタンパク質、脂質、核酸などの酸化変性による構造や機能の乱れが蓄積し発病に至ると考えられる。本研究では、動脈硬化における脂質の酸化に着目し、酸化脂質の代謝解析のための特異抗体を用いた新規精製法の確立と、MALDI-TOF-MSによる酸化脂質プロファイルの作成を目標とした。最終的には、血液検体を用いた動脈硬化の新規体外診断法の開発をめざしている。脂質代謝異常を発症する動脈硬化モデルマウスの血中より超遠心法およびHPLC法により各種リポタンパク質分画を精製し、動脈硬化の病態解析に資する一連の酸化脂質のMALDI-TOF-MSによる検出、同定に成功し、それら酸化脂質の動脈病変部での存在が確認でき、質量顕微鏡を用いた視覚化に成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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