CFRP製造に伴い発生する未利用短繊維の利用技術の開発
研究責任者 |
関 雅子 岐阜大学, 複合材料研究センター, 特任助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の製造段階で発生する炭素繊維くずを有効利用するために、50mmを下回る短い繊維について、その有効利用法について検討した。単繊維を開繊し、これを樹脂中に均一分散させることにより、力学特性の向上を図るもので、長さ10mmの繊維とポリプロピレン樹脂の組合せの場合、繊維の開繊度合が高くなるにつれて、引張強度および衝撃強さが向上した。特に、衝撃強さへの寄与が大きいことが判明した。用いる開繊技術として、湿式および乾式の2とおりの開繊技術を開発し、開繊した繊維をプレス用板材と射出成形用材料へ適用する方法について検討を行った。
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