シンチレーションガスを用いた非破壊検査検査用X線カメラの開発
研究責任者 |
藤原 健 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 大型構造物のX線非破壊検査用に可搬型3.95 MeV XバンドライナックX線源が開発された。しかし、それに対し既存のX線検出器は1 MeVのX線の検出効率が0.1 %以下と非常に低い。そのため散乱X線の影響を受けやすくイメージの高品質化には、高エネルギーにX線に対し十分な感度を持つ検出器が不可欠となる。本研究では検出媒体に金属コンバータとシンチレーションガス、GlassGEMを用組み合わせた放射線耐性の高いX線カメラの開発を行った。本研究で開発したカメラで当初の目的である高精細なX線透過画像(100mm□)の取得に成功した。今後、有感面積200mm□~300mm□の大面積化に取り組む。
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