概要 | 歯科用コーンビームCTは、歯や顎骨の詳細な三次元画像が得られ、被曝線量が少なく高解像度であるという特長から、国内において1,000台以上が配備され、その数は増加の一途を辿っており、歯科インプラント治療での応用が進んでいる。 インプラント体を埋入する箇所の顎骨骨密度を、術前に計測することで安定した治療が行えるが、この装置の最大の欠点は、ボクセル値がマルチスライスCTで得られるCT値ではなく、相対値であるため、顎骨の骨密度を正確に計測することができない。 開発した顎骨骨梁ファントムは、顎骨骨密度評価が容易となり、安全性の高い歯科インプラント治療を提供し得る。
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