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スギ花粉アレルゲンタンパク質上のヒト抗体結合配列の解析

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 新本 洋士  玉川大学, 農学部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究課題では、スギ花粉アレルゲンタンパク質Cry j1に対するIgMクラスヒトモノクローナル抗体を用い、当該IgM抗体がCry j1のアミノ酸配列をどのように認識するかを解明する。さらに得られた配列を含むペプチドによる「スギ花粉症の予防、治療」への道筋を示すことを目的とする。 IgM抗体はB細胞上のアレルゲンレセプターとして体内に侵入したアレルゲンタンパク質と結合する。B細胞内に取り込まれて分解された抗原ペプチドはT細胞に提示され、これを認識したT細胞はサイトカイン類を分泌して、B細胞をアレルギーを引き起こすIgE分泌形質細胞へとクラススイッチさせ、IgE抗体はスギ花粉症を発症させる。 アレルギー初期応答に必須のIgM抗体が結合するアミノ酸配列を含むペプチドによる、新たなスギ花粉症の予防、治療への道がひらけると期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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