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低アレルゲン化小麦実用品種の特性調査

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 遠藤 隆  京都大学, 農学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要いわゆる小麦アレルギーは、コムギ製品の摂取後の運動などにより誘発されるI型アレルギーの特殊病型であり、小麦1B染色体にその遺伝子が座乗しているω-5グリアジンが主要抗原である。本研究では、この遺伝子領域が欠失した実験系統から育成した実用品種ホクシンの低アレルゲン化系統を大規模に栽培し、収量、他殖率、ω-5グリアジンを調査した。この結果、収量は若干低下するものの、他殖は認められず、ω-5グリアジンも検出されなかった。今後は、島根大学医学部、島根県中山間地域研究センター及びグリコ栄養食品と共同して、低アレルゲン系統の栽培方法の改良、加工特性の調査、実験動物や患者への投与における臨床研究を継続する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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