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吸血昆虫唾液由来の新規RGDペプチドを応用した抗血栓薬の開発研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 加藤 大智  北海道大学, 大学院獣医学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本課題は、南米アンデス地域に生息するサシチョウバエ唾液から見出した新規RGDペプチドの機能を解明することを目指したもので、本研究では大腸菌タンパク発現系を用いて、このペプチド(ayadualinと命名)が、C末端のRGD配列とシステイン残基に依存して血小板凝集を阻害し、かつRGD配列非依存的に血液凝固系の接触相を阻害するという2つの止血機構を抑制するユニークな生理活性を持つことを明らかにすることができた。今後はayadualinが生体に対してどのような薬理作用を及ぼすのか詳細に検討するとともに、医薬品のシーズや検査・研究試薬への応用へと展開していくことができればと考えている。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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