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トロンボモジュリンの上皮増殖因子様構造を用いた血管内皮細胞保護薬の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 池添 隆之  高知大学, 臨床医学部門, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要血管内皮細胞上に存在するトロンボモジュリン(TM)は、血液凝固線溶系を制御する重要な蛋白質である。TMは2008年5月に世界初の遺伝子組換えTM製剤として発売され、DIC治療に広く臨床使用されてきている。申請者は前年度の本プログラムで、TMは培養血管内皮細胞において細胞増殖刺激シグナルERKの活性化を介して抗アポトーシス蛋白質Mcl-1を発現誘導し内皮細胞を保護する新規作用を有することを世界に先駆けて報告した(Arterioscler Thromb Vasc Biol, 2012)。本研究で、その活性部位は抗凝固作用とは無関係であるTMの上皮細胞増殖因子(EGF)様構造の40アミノ酸からなる特定の部位に局在することを突き止め特許を出願することができた。今後その40アミノ酸からなるペプチドを大量生産し動物での効果を検証し創薬開発を進める。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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