VFP-CID映像コンテンツ透過番号管理システムの開発
研究責任者 |
児玉 明 広島大学, 情報メディア教育研究センター/大学院総合科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | コンテンツ利用が急速に進み、映像コンテンツをTV、PC、モバイル端末等で横断利用可能なサービス統合化が急務の課題である。本技術には、コンテンツ特定技術が必須である。コンテンツのID(CID)付与は、編集・加工等改ざん時に元データ特定ができない。一方、電子透かし手法は透かしの有無の判別はできるが、CID特定ができない。そこで、情報特定を統合的に扱う画像内部の特徴情報を利用したVFP方式を利用して、本研究では、VFPとCIDを連携するコンテンツ透過番号システムを開発した。映像コンテンツの空間情報、時間情報の観点と、品質の観点からスケーラブル情報を活用し、特定精度、処理速度の観点からシステム性能を評価した。特に、動き情報を利用して、コンテンツ特定可能であることを確認し、また、リアルタイム処理が可能であることを示した。また、新たな番号システムにおいて、コンテンツの空間情報、時間情報、品質情報におけるVFPに基づいたCIDを割当てることで、コンテンツの内容から生成された番号を利用して、高速にコンテンツ検索・特定が可能であることを示した。本技術は、コンテンツ・品質管理システムにおける、システム内のコンテンツ検索にも利用可能である。さらに、他のコンテンツサービス分野への応用が期待される。
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