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酵素の耐熱性向上を実現するメソポーラスジルコニア担体の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 加藤 且也  独立行政法人産業技術総合研究所, 先進製造プロセス研究部門, 研究グループ長
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、酵素のサイズに最適化されたメソポーラス(MP)ジルコニア上に熱に対して不安定な酵素であるホルムアルデヒド脱水素酵素を固定化し、その触媒特性と安定性向上の効果について明らかとする。これまでに報告例のあるMP シリカ/MP アルミナと比較して、MP ジルコニアは、熱伝導性が低く、かつ生体安全性も高いため、酵素の活性安定性・熱安定性を向上させる固定化材料として有望である。その結果、今回作成したMPZ固定化酵素は、40°C静置後、40分後で、初期活性の80%程度を保持していることが判明した。この結果は、MPZに固定化された酵素は、酵素活性にとっては高温である40°Cに暴露された場合でも、酵素活性を低下させることのない極めて優れた酵素固定化材料であることが明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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