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転写後ジーンサイレンシングを生じない植物用遺伝子発現ベクターの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 加賀谷 安章  三重大学, 生命科学研究支援センター, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、形質転換植物での導入遺伝子発現が抑制される転写後ジーンサイレンシング(PTGS)のメカニズムを調べるために、新規に分離したPTGSが亢進する変異体の原因遺伝子を調べた。原因遺伝子産物は核内でポリAテイルが付加されていないRNA分子種の分解に関わる構成因子の一つであった。したがって、典型的な植物の遺伝子導入ベクターでは潜在的に核内で転写終結反応が不完全であることが強く示唆された。そこで、転写終結反応が効率的に生じるように改変した遺伝子発現ベクターを作製した。改変ベクターをPTGSが亢進する変異体に導入しても、従来の発現ベクターと異なりPTGSが抑制される確認した。したがって、PTGSの発動を強力に防ぐ植物用遺伝子発現ベクターの研究開発に成功したといえる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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