カーボンナノチューブ電極触媒を用いた燃料電池の高温化と耐久性評価
研究責任者 |
藤ヶ谷 剛彦 九州大学, 大学院工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 固体高分子型燃料電池(PEFC)の高温無加湿動作化(120 °C~)は高効率化および低コスト化の解決策と期待されているが実現可能な材料系が見つかっていない。そこで高い構造安定性を持つカーボンナノチューブを触媒担体とし、無加湿下のプロトン伝導性を示す酸ドープポリベンズイミダゾールをハイブリット化した新規電極触媒を持つ独自の燃料電池システムの高温無加湿運転下の効率および耐久性について評価を試みた。その結果、200°C以上の発電は作製したセル部材の制約上測定が困難であったが、200°Cまでの発電特性の測定に成功した。今後は着手した耐久性測定を繰り返すことで~200°Cにおける実用化可能性の評価を加速させる。
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