研究責任者 |
井口 純 宮崎大学, IR推進機構, 特任助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本課題では、従来の病原性大腸菌分類に利用されている血清学的手法に代わる、「新規・遺伝学的手法」を確立することを目標とした。網羅的な大腸菌O抗原合成遺伝子領域の塩基配列情報を基に、それぞれのO抗原型を特異的に判定できる162種類のPCR プライマーセットを開発した。さらに効率的な検出を可能にするために、上記プライマーセットを利用した1反応チューブに6から9種類のプライマーセットを含んだ20種類のマルチプレックスPCRキットを開発した。PCR法およびマルチプレックスPCR法の特異性は、大腸菌O抗原型全標準株(184株)を用いて確認した。今後は試薬・検査薬メーカーと商品化を目指した共同研究を行予定である。
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