概要 | 固体高分子形燃料電池(Polymer Electrolyte Membrane Fuel Cell, PEMFC)カソードにおける非白金触媒である、ハフニウム酸窒化物担持カーボン(HfOxNy-C)のHfサイトに複数の異種金属元素を置換導入した。Hfよりも価数が低いAlを置換導入することにより活性は向上し、置換導入量に最適値20 atm%が存在することを明らかにした。本触媒はアメリカエネルギー省が推奨する20,000サイクルの加速劣化試験後も、安定に活性を示した。Hfとチタン(Ti)の複合金属酸窒化物触媒における活性なサイトを解明するため、TiOxNy触媒もカルボサーマル反応を利用して合成した結果、0.4 A g-1の質量活性がpH=1の可逆水素電極電位(Reversible Hydrogen Electrode, RHE)に対し0.8 Vの電位で得られた。
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