グラフェン複合材料を用いた革新的蓄電デバイスの開発
研究責任者 |
播磨 裕 広島大学, 工学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 高温(100°C)でヒドラジンを用いる従来の化学還元法に比べて、短時間で温和な条件下(室温)で酸化グラフェンを電気化学的に還元してグラフェン膜を作製可能なことを見出している。電気二重層キャパシタ(EDLC)への展開を目途に、グラフェン作製の際の電解条件(印加電圧、溶媒、電解質等)の最適化を行った。また、同様に電解還元を用いてグラフェンと導電性高分子(ポリアニリンやポリピロール)からなる複合膜を簡便に作製する技術の開発を行った。この手法を利用して作製したグラフェン/導電性高分子複合膜は高い蓄電能力(~200 F g-1)と優れたサイクル特性(2万回の充放電サイクル後でも85%の容量保持)を示すことを見出した。
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