可変音響インピーダンスカップリングを用いたマグネシウム合金の超音波探傷
研究責任者 |
森 和也 熊本大学, 自然科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 被検査体とカップリング材の音響インピーダンスをマッチングする「粉浸法」のマグネシウム合金への応用の実用化を行なった。当初、タングステン粉体を用いてマグネシウム合金の音響インピーダンスを発生させるためには、50MPaと言う高い圧力を必要としていた。この高い圧力が実用化の障害となっていたのである。本研究では、粉体を充填・加振する際に、粉体に超音波振動を加えて粉体に加える圧力の低減化を図った。さらに、平均粒子径の異なる粉体を混合させる方法も開発した。加振法では10MPaの加圧力でマグネシウム合金の音響インピーダンスを実現し、異径粒子混合法では15MPaでマグネシウム合金の音響インピーダンスを実現した。
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