研究責任者 |
平嶋 宗 広島大学, 大学院工学研究院情報部門, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 申請者らはこれまでに算数の文章題を対象とした「問題を作ることによる学習(作問学習)」を支援するソフトウェアの設計・開発・実践までを小学校教諭と協力しながら行ってきており、学術的にも実践的にも成果を上げてきた。この中で、個々問題を作るだけでなく、作った問題間の関係を意識することが重要であるとの知見を得ていた。本申請研究はこの知見に基づいて、算数の文章題を二つの存在文、一つの関係文で表わすモデルを用いて、その三文を一文もしくは二文変えることで、異なる数量関係を成立させる問題に変えていくことで、元の問題および新たに作った問題の性質がどのように変化するのかを吟味することができるような作問活動(漸進的作問活動)を考案し、その活動の実施を可能とするソフトウェアシステムの設計・開発した。
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