自己組織化を誘導する脱細胞化バイパスグラフトの開発
研究責任者 |
馬原 淳 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所生体医工学部, 研究員
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 本研究申請では、自己組織化を誘導する脱細胞化バイパスグラフトの開発を目指して、大腿動脈への移植とそれによる開存性、組織再生について評価した。採択時において目的とする多くの項目において滞りなく成果を得ることができていたため、さらなる研究の展開として、疾患モデル動物に対する組織再生型脱細胞化バイパスグラフトへの評価へと展開した。その結果、臨床での使用が想定される高脂血症を発症した血管組織においても、開発した脱細胞化バイパスグラフトが有効に機能し、血流を維持させることに成功した。今後、本申請で得られた人工血管やその評価方法について特許申請を通して公表すると共に、現在参画しているJST戦略的イノベーション創出推進プログラムへと統合し、成果の実用化へ向けて研究・開発を進めていきたい。
|