高活性・抗菌性・化学的安定性を有する可視光応答型酸化タングステン光触媒の実用化
研究責任者 |
小西 由也 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本課題の目標をほぼ達成し、可視光応答型酸化タングステン光触媒について、様々な金属元素のうちビスマスの添加によって、最も効果的に、実用化に求められるレベルで、耐アルカリ性を向上させつつ、抗菌性・抗かび性・セルフクリーニング性を十分に発現させられることを実証した。ビスマスをその水溶液中で酸化タングステンの表面に常温吸着させるという簡単な方法で効果的に添加できることも確認できた。またビスマスの添加による耐アルカリ性の向上については、その作用機構に関する基本的な知見も得ることができた。本課題の目標達成により製品化の基本条件が満たされた。今後は、最終製品化を実施する企業との連携により個別の製品化に向けた開発を進める段階となる。
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