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DNA判別による日本酒原料酒米の保証技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大坪 研一  新潟大学, 自然科学系, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、既報で報告した原料米判別用で開発したSTS化プライマー6個を用いるPCRを行い、作付面積80%以上の山田錦、五百万石、雄町、八反および夢錦の判別を可能とした。また、本研究において新たに開発した澱粉合成酵素由来プライマー2個、プロラミン由来のプライマー3個、細胞壁分解酵素由来プライマー2個、酵母及び麹由来プライマー7個を用い、市販の10銘柄の酒から上記の方法を用いて抽出・精製したDNAを鋳型とするPCRを行い、これらの原料米の銘柄判別を可能とした。さらにPCRの結果とこれらの酒試料のグルコース含量、グルタミン酸含量および官能検査の結果との相関分析を行い、PCRの結果に基づく酒の味の総合評価および後味の推定式の作成に成功した。また作付面積の約70%を占める山田錦、五百万石、雄町の玄米のタンパク質の二次元電気泳動を行い、プロラミンなどの組成の相違を見いだした。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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