摂食行動を制御する新しい害虫防除剤開発に向けたドーパミン受容体遮断薬の効率的スクリーニング
研究責任者 |
太田 広人 熊本大学, 大学院自然科学研究科(工), 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | (目標) 摂食行動を制御する新しい害虫防除剤開発に向け、昆虫ドーパミン(DA)受容体に作用する遮断薬を効率的にスクリーニングするためのアッセイシステムを構築すること、また哺乳類DA受容体に対する影響も調べながら、昆虫DA受容体選択的に作用するリード遮断薬を探索することを目指した。 (達成度) ・カイコDA受容体の高感度レポーターアッセイシステムを構築することができた。 ・ヒトDA受容体でも同様のアッセイシステムを構築することができた。 ・構築した昆虫及びヒトDA受容体のレポーターアッセイシステムをもとにした、遮断薬の効率的スクリーニングシステムの開発に成功した。 (今後の展開) このシステムを駆使して、哺乳類DA受容体には作用しない、昆虫DA受容体選択的なリード遮断薬を探索する。
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