研究責任者 |
田村 元紀 電気通信大学, 学内共同利用施設等, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 高温で水素を扱う燃料電池関連部材や核融合炉配管の、水素脆化による劣化を防止するために、水素透過を低減するセラミックス薄膜を提供することを目標とした。高温で化学的安定であり微細緻密構造の窒化膜が有効であり、ステンレス鋼基材の10-5以下の水素透過性能を示した。基材表面に安定に形成するために、磁界励起活性化PVD法の適用が効果的である。皮膜の化学組成・微細構造と水素透過挙動との関連性を体系的に把握し、水素透過防止機能の実用性をさらに明確にするには、基礎データの構築が重要であり、公的な研究開発支援制度を活用して、産学共同に向けた研究開発を継続する。
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