新たな可変剛性型動吸振器を用いた高性能マシニングセンタの開発
研究責任者 |
劉 孝宏 大分大学, 工学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 本技術は、はりの回転角のみで固有振動数を自動制御できる新たな可変剛性型動吸振器を装着した防振性に優れる高性能マシニングセンタの開発を目的としている。スピンドル回転時を模擬した加振実験の制振性能(振幅1/7)と動吸振器の応答速度(1sec)、エンドミル加工時の振動振幅(振幅1/2)のすべてにおいて目標値をクリアできた。加工時の表面粗さに対しては、振動振幅の劇的低減はなかったが、表面粗さの均一性が向上した。疲労破壊実験では、目標繰り返し回数を十分クリアできた。また、びびり振動に対する解析モデルを構築し、動吸振器の最適設計を提案できた。これらの研究成果から、特許申請1件、学会発表1件を実施した。
|